分電盤・契約電力について
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分電盤・契約電力について
こんにちは。MEC(エムイーシー)の中村です。
今週は台風の影響で夏の暑さが弱まったと思いきや、今日は太陽も出てまだまだ夏だな。と、感じますね。
電化製品もたくさん使うと思います。
そこで今回は『分電盤・容量の改修』についてです。
夏の暑さにやられてしまうのは、何も人間だけではありません。
電線も熱を持ちやすくなるのです。
電線が熱を持つと、流れる電流の量が減ってしまいます。
そうすると、冬は全くブレーカーが落ちないのに、夏になると節約しないとブレーカーが落ちてしまう。という現象が起こります。
これを解決するには
1.東京電力の契約容量を上げる
2.配線のバランスを取る(電流計で調べて均一に流れるようにする)
3.省エネの機器を導入する
などです。
お客さまで3.を選ばれた事例をご紹介します。
他の2つの場合もどのような結果になるか具体的に見ていきたいと思います。
1.のパターン
使える電力量を上げるので、たくさん使ってもブレーカーが落ちることなく快適に過ごせます。(6k契約→10k契約にするなど)
メリット
・手っ取り早く改善できる場合がある
・自分でもできる
デメリット
・元の電線の太さによっては、幹線(主幹までの1番太い線)まで替えないといけない場合は、値段がかなり高くつく
・ブレーカーが落ちないので、電気も使えるだけ使ってしまう
電気設計のとき、幹線に余裕を持っていないと容量を上げるときに幹線の許容量が足りずに、線の改修が必要に・・・
昔の建物で当時は電気機器もあまりなく、徐々に増やしていった企業などは、幹線の交換までしたところも多々あると聞きます。
2.のパターン
どれかに集中して配線してしまうと組み直しが必要になる。
ちゃんとした電気工事屋さんに依頼していればまず起こらないことだが、たまに安く工事ができるからと、今使っているブレーカーに足していってしまう場合がある。
メリット
・ブレーカーを設置して電力のバランスを取るだけなので、比較的安く工事できる
・その日のうちに終わる
デメリット
・ブレーカーをつけるスペースがないと、新しく設置できる場所を探す必要がある
・その場合は少し材料費がかかる
・見栄えが悪くなる場合もある
同じ分電盤内に増設できれば1番嬉しいパターンですが、スペースがないと変な場所にボックスがついてしまう場合も・・・
3.のパターン
今回はこれで施工をして、電力量を抑えました。
調べた結果、1番電気を使っていた部分が省エネタイプのものにすると電気代も電力量も大幅に削減できる見込みがありました。
メリット
・年間の電気代が減る
・機器が新しくなる(性能もよい)
デメリット
・初期投資を回収するまでに時間がかかる
契約容量を上げると電気代がかさむし、配線のバランスは良く総量をどうにかしないといけない場合だったため、こちらをおススメしました。
電気が落ちて仕事に影響することもなくなり、電気代も減り、基本料も上がらずに済む1石3鳥の工事でした。
初期投資の回収期限は、計算してみると3年8ヶ月でした。
3年目の後半からはもう経費が削減されるだけでしたので、すんなり提案を受け入れていただけたのだと思います。
古い機器よりも性能アップで節約にもなる。
僕らもお客さまにいい提案ができる。
こればかりは、日本の技術に感謝です。(ぼくらは工事をするだけなので性能の良い商品は開発できません)
純正品であれば保証はつきますし、期限があってもメーカーに言えば大抵は融通をきかせてくれます。
やはり、安心を買うならメーカー品や正規品に限ります。
僕らも自信を持って、おススメできます。
これからもドンドン性能の良い製品が出てくると思います。
その際は、先を見据えた投資として。
経営の合理性を考えた判断で、取り入れてみてはいかがでしょうか?
安全で快適で節約にも繋がります。
実際に企業様によってパターンはまちまちだと思いますので、その場にあった提案と、計算式とうもお作りいたしますので、ご連絡お待ちしております。
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