今後の電気料金はどうなる?
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今後の電気料金はどうなる?
こんにちは。エムイーシーの中村です。
今回は電気代の将来について書こうと思います。
結論から言うと、2035年くらいには電気代は今の2倍以上になっている可能性が高いです。
現に東日本大震災前の2010年の料金は400kwhあたり約6000円だったところ、2014年には約12000円に変わっています。(4人住みの我が家で春先の検証)
夏の電気代に関してはもう少し上がっています。
確かに原発を止めたから高くなるのは分かります。原発が1番効率よくエネルギーを作り出せる装置であることは事実です。それを他の発電設備でまかなう場合はやはり石油やLNGをたくさん使わなくてはなりません。
しかし、原発が復旧しても電気料金が上がり続ける現象が起きようとしているのです。
その理由としては、再生可能エネルギーの出現と促進です。
再生可能エネルギーが環境にも良く、地球がなくなるまで発電可能で、原発のように人体に影響もない最高のエネルギーだということは間違いありません。
ただそれを普及させるには莫大な初期投資が必要です。
それに、電力は安定的に供給されなければ意味がなく、再生エネルギーでそれを調整しようとするには物理的限界があるのです。(夜、曇りがある限り太陽光発電は絶対に発電できない時間帯・期間があるのです)
東京電力の方針としても一企業なので利益を優先させる経営をします。まだ使える発電設備があるのに、わざわざ他の発電設備を整える為に、設備投資に莫大な予算をかけられると思いますか?
他の企業も、いくら電気自動車がエコだからといって、会社の自動車をすべて電気自動車には替えられないでしょう。
今ある資源を限りなく使い、利益を出す。これは企業として当然のことです。
ですが世間の風潮が原発反対や再生エネルギー・エコ化に移行しているので、どんどん再生エネルギーでまかなう割合が増えてきています。
現在は10%程度ですが2030年を越えてくると多く見積もって35%程度が再生エネルギーでまかなえるようになると予想されています。
その初期投資を回収する為にも、電力会社は色々な理由や名称で電気料金を上げてくると思います。
ですから将来的には、単純計算では2倍になると覚悟をしていた方がいいでしょう。
個人で止められる話であれば私も止めたいですが、東京電力の経営者でも株主でもありませんし、世間の風潮を変えられる程の力もありませんし、原発再稼動推進派でもないため、受け入れようと思っています。
そのときになって、慌てるよりは「今」この事実を知って対策を練る方が個人でできる最大の対策だと思います。
対策1
家は省エネ住宅の基準をクリアして建てる
対策2
太陽光発電を少し多めに搭載する
対策3
夏のエアコンは室外との気温差が5℃以上下げると一気に消費電力が増えるため、5℃以内を心がける
対策4
断熱・遮熱にお金をかけておく
対策5
商業用設備は必要量量より少し高めの設備
自宅用設備は必要量より少し低めか同等の設備をつける
などです。
少し暗いお話をしてしまいましたが、現在の生活スタイルが家族団らんというよりは、個々のライフスタイルを重視している傾向にあるため、一つの部屋で過ごすことがなくなり、住んでる人の分だけ設備が必要になっているのが現状ではないでしょうか?
昔ながらの一家団欒や必要最小限で会社を創業・運営していた時代を思い出してみるのもいいかもしれません。
時代を考慮に入れた節電・電気設備アドバイスもできますのでお気軽にご相談ください^^
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